Why Jellyfish Collagen?
コラーゲンについて
コラーゲンは美容成分としても有名ですが、皮膚、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質の一種です。多くのタンパク質が細胞内に存在するのに対して、コラーゲンは細胞の外に存在して、細胞と細胞を結び付けたり、細胞を守る役割をしています。

コラーゲンとゼラチン
コラーゲンは3つのタンパク質が三つ編みの構造をとっている高分子です。熱をかけると分解してゼラチンになりますが、冷やしてもコラーゲンに戻ることはありません。このゼラチンを酵素などで分解したのがペプチドや加水分解物で、コラーゲンペプチドやコラーゲン加水分解物とも呼ばれます。コラーゲンペプチドやコラーゲン加水分解物は、さらに分解することでアミノ酸になります。したがって、コラーゲン、ゼラチン、ぺプチドは、似て非なるもの。すわなち、化学的には全く異なる物質です。
コラーゲン
ゼラチン
ペプチド
アミノ酸




分解
分解
分解
大
分子量
小
コラーゲンと美容
コラーゲンは細胞と細胞を結び付けたり細胞を守る役割をしており、お肌の主成分でもあるので、化粧品原料に非常に適していることは言うまでもないことですが、コラーゲンの機能はその特徴的な3重らせん(三つ編み)構造によるもので、構造が変化したゼラチンやペプチドでは役割を発揮しないことが研究論文などで報告されています。
1)コラーゲン(未変性)は、ゼラチン及びコラーゲン加水分解物よりもスキンケア化粧料として優れた生理作用を有すると結論される。
Zhong-kai Z and Li GY, Comparison of functions of collagen, gelatin and collagen hydrolysate as skin-care cosmetic materials, CHINA SURFACTANT DETERGENT AND COSMETICS 36(2006)18-21
2)コラーゲンが、ゼラチンおよびコラーゲン加水分解物と比較して、より良い水分保持特性を有しており、皮膚の老化に対する保護のより高い生物学的活性を有すると結論付けることができる。
Li GY, et al., Comparative study of the physiological properties of collagen, gelatin and collagen hydrolysate as cosmetic materials, International journal of cosmetic science 27(2005)101-106