Why Jellyfish Collagen?

原料(クラゲ)の調達

 クラゲは、季節や地域によって発生量の変動があり、店頭で普通に購入できるものでありません。そのため、海月研究所では、安定的な原料調達ルートをイチから構築してきました。現在は、日本国内の沿海に発生した新鮮なクラゲを電気事業者や漁業者にご協力いただいて自社で調達しています。発電所の取水口で網を使ったり、漁船に乗せていただいたり。クラゲは水分が多くタンパク質が主成分で自己分解酵素の活性も高く、原料の品質を保つためには鮮度との勝負になります。陸揚げしたクラゲはできるだけ早く自社工場に運び込み、洗浄殺菌を施して冷凍で保存しています。原料調達から洗浄殺菌まで自社グループ内で完結しており、トレーサビリティも確立しています。

DSC03702_R.JPG

製造について

 コラーゲンの抽出については、実験室での高度精製のプロトコルをベースにして、食品製造のノウハウもご提供いただきながらパイロットプラントを作り上げています。特にコラーゲンは熱によって変性が起こるため、厳密な温度管理を実施して低温抽出を行っています。さらに、天然素材は安全性を重視されるお客様にお求めいただくことが多いため、安全性の確認を最優先にして各ステップでの品質管理を行っています。

 

DSC01860_R.JPG

クラゲコラーゲンの抽出

 調達したクラゲは食品安全マネジメントシステムの認証も取得している食品会社の工場内の一角に設けた製造設備に運びこみ、製造プロセスのアドバイスを受けながら製造しています。コラーゲンは熱がかかると変性してゼラチンになりますが、この現象を避けるため、厳密な温度管理をした製造ラインで抽出しています。

デカンテーション.jpg

安全性について

 すべての原料は日本沿海で採取したクラゲです。独自の採取ルートを確立しており、採取及び輸送の情報も自社で把握しています。水産物では重金属やヒ素が心配されますが、クラゲは外洋に出ることはほとんどなく一生を湾内で過ごし、寿命はほぼ1年のため、重金属などの生体濃縮の可能性は低いと考えられます。とはいえ安全性の確保は素材として最も重要なことと認識していますので、海月研究所では、洗浄殺菌後の残存微生物の他、重金属やヒ素、そして放射線量の確認もおこなっており原料レベルでも安全性を担保しています。抽出したクラゲコラーゲンについても細胞による毒性の確認、ヒトパッチ試験なども実施しています。今後も製品の安全性に対する社会的な要求は高まる一方ですし、医療に向けた研究開発プロジェクトも進めているため、素材の安全性の確保は品質面での最も重要な指標と考えています。

IMG_20150605_114849.jpg