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クラゲのメリット

潤沢な未利用資源

下図は世界のクラゲ発生マップです。クラゲは世界中で大量に発生しており、観光や工業、漁業に甚大な被害を及ぼしています。現在のところ、発生したクラゲを有効に使う方法がありません。しかし、その莫大な量のために放置にするにも問題があり、廃棄するにも多大な費用が費用が必要です裏を返すと、これほど潤沢に存在する未利用資源は他にないと言い換えることが出来ます。

Daily Mail MailONLINE,  "Jellyfish invasion mapped: Scientists chart how rising temperatures in the planet's oceans are leaving the Earth overrun", http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2630596/Jellyfish-invasion-mapped-Scientists-chart-rising-temperatures-planets-oceans-leaving-Earth-overrun.html#ixzz5B64PCAcT (acsessed March 29,2018)

クラゲの有効利用

バイオマス利用において、5Fと呼ばれる原則が知られています。これは、食品(Food)・繊維(Fiber)・飼料(Feed)・肥料(Fertilizer)・ 燃料(Fuel)と、バイオマスを付加価値の高い順に多段階に利用することで​事業成立の可能性が高くなるというものです。クラゲは、水分、塩分、タンパク質が主成分のため、燃料としての活用は困難ですが、クラゲのタンパク質の主成分であるコラーゲンは食品の他、化粧品や医療の分野でも用いられており、食品以上に高い付加価値の分野でも十分利用可能です。海月研究所では、食品素材や化粧品原料として販売を進めるともに、最も付加価値の高い医療分野への応用も目指しています。そして、飼料料や肥料、繊維など、汎用的な用途開発も実施して、大量のクラゲを有効活用を実現することでクラゲによる社会問題の解決の糸口を掴みたいと考えています。

クラゲの安全性

高度利用を考えたとき、その安全性は非常に重要な条件の1つです。

海月研究所では、クラゲは安全性の高い素材と考えています。その理由を下記にお示しします。

まずクラゲはヒトとは生物的に遠いため、狂牛病に代表されるヒトと共通の感染症がありません。最近の研究によると、アレルギーは、ある物質が直接お肌に触れることによって感作され、その後、その物質を食することで誘発されることが指摘されています。クラゲは古来から食経験がありますが、大量に摂取するものではありませんので、アレルギーのリスクも低いと考えております。

 

次にクラゲは刺胞動物ですので毒を持つ種もいるというご指摘がございますが、特に問題を感じておりません。それはクラゲ毒は非常に安定性が低く、クラゲ毒の精製過程で分解してしまうため、クラゲ毒の研究が進んでいないという事実があるためです。つまり、クラゲ毒があったとしても、クラゲムチンやクラゲコラーゲンの抽出製造過程ですべて無毒化されていると考えられます。ちなみにクラゲコラーゲンは細胞毒性を確認しており、ヒトパッチ試験も陰性です。

またクラゲは一般的な原料ではありませんので、私達の目が届く範囲の日本沿岸のクラゲに限定して、独自の調達ルートを構築して、原料を調達しています。さらに海月研究所では、更なる安全性の確保を求めて、自らクラゲをきれいに洗浄殺菌をするとともに、重金属やヒ素、そして放射線量も確認しております。

海洋環境の保全に向けて

近年は食料需要の高まりから乱獲が止まらず、魚類資源の枯渇が叫ばれています。クラゲは魚類に捕食される一方で魚卵や稚魚を捕食しますので、クラゲが大量に発生すると、生態系のバランスが乱れ、魚類資源の減少に拍車をかけることになります。このままでは、「いずれ海の生物はクラゲだけになってしまう!」と危惧している海洋学者もいるくらいです。クラゲの大量発生は、地球の温暖化、海洋汚染、人工海岸の増加など、様々な要因が考えられていますが、その原因は特定されておらず、根本的な解決には至ってません。そのため、私たちは積極的にクラゲを陸上処理することで、クラゲの発生量をコントロールして、海洋環境の保全につなげたいと考えています。